生体物質分析支援ユニット

RIKEN CENTER FOR BRAIN SCIENCE
RESEARCH RESOURCES DIVISION
Support Unit for Bio-Material Analysis

遺伝子多型解析

サービス概要

遺伝子多型解析サービスでは、フラグメント解析とジェノタイピングの2種類の解析を提供しています。フラグメント解析では蛍光標識DNA断片を高精度に解析可能です。ジェノタイピングでは、生体試料からのゲノムDNA抽出・PCR・電気泳動(分解能はアガロースゲル電気泳動相当)までを一括または工程別に実施しています。

サービス内容

フラグメント解析

Thermo Fisher Scientificの遺伝子解析装置3730xlを用い、蛍光ラベルされたDNA (PCR増幅や制限酵素処理されたDNA断片)を電気泳動し、移動度やサイズを検出します。得られたデータは、ThermoFisher ScientificのGeneMapper®もしくは、PeakScanner™ソフトウェアにて閲覧することができ、DNAサイズを見る場合は数塩基の差まで判別可能です。

<主な解析例>

  • マルチプレックスPCR解析:複数種類のプライマーセットで増幅されたPCR産物の解析
  • 繰返し配列(マイクロサテライト)解析
  • 一塩基多型(SNP)解析
  • 末端制限酵素断片長多型(T-RFLP)解析:細菌叢の特性評価など

ジェノタイピング

前処理として、マウス、ラット、ゼブラフィシュ等の生体試料(尾や耳など)からゲノムDNAを抽出・精製 (@ゲノムDNA抽出) 、そのサンプルを用いて標的DNAの増幅反応 (APCR) まで行います。解析としてQIAGENのQIAxcel Connectを用いてPCR産物の検出 (B電気泳動) を行います。蛍光標識DNAであれば希望により3730xlでの解析も行っています。各ステップのみの依頼も受け付けています。

<主な解析例>

  • ゲノムDNA抽出

    Agencourt DNAdvance Kit (ベックマン・コールター) を使用し、マウス尾などの生体試料からゲノムDNA抽出を行います。他のキットで溶解したサンプルからの抽出は対応していません。

  • PCR*

    指定されたプライマーと反応条件で目的DNA断片を増幅します。

  • 電気泳動*

    QIAxcel Connectをもちいて増幅DNA断片の泳動を行います。

  • * 解析条件が定まっていない場合は条件検討も行っています (有償)

使用装置

3730xl

3730xl (Thermo Fisher Scientific)

Biomek i7

Biomek i7 (Beckman Coulter)

QIAxcel Connect

QIAxcel Connect (QIAGEN)

  • 3730xl / Thermo Fisher Scientific : フラグメント解析
  • Biomek i7 / Beckman Coulter : ゲノムDNA抽出
  • ProFlex / Thermo Fisher Scientific、Biometra / Analytik jena : PCR
  • QIAxcel Connect/ QIAGEN: 電気泳動

サンプル送付方法

郵送 もしくは 直接持ち込み

提出サンプル

  • フラグメント解析:蛍光標識されたDNA(遮光・冷蔵)
  • ゲノムDNA抽出:マウス等の生体試料(冷蔵または冷凍)
  • PCR:鋳型DNAと10μMプライマー、それぞれ5μL(常温または冷蔵)
  • 電気泳動:DNA 10~20μL(常温または冷蔵)

納品

解析データ:解析ファイルをクラウドストレージBOX経由で納品
(フラグメント解析は.fsaファイル、ジェノタイピングはPDFファイルとなります)

抽出サンプル:クール便で郵送(着払い)

注意事項

  • 受領した解析データについては、速やかに内容をご確認いただき、依頼者の責任において適切に管理してください。
  • 本サービスでは、原則として解析データを 5 年間保管 いたします。ただし、データ消失を防ぐため、依頼者側でのバックアップ取得を強く推奨します。保管期限を過ぎたデータは、責任をもって消去いたします。
  • お預かりしたサンプルは、原則返却いたしません。
  • 解析データの解釈および最終判断は、利用者の責任にて行ってください。
  • 指定された PCR 条件で実施した解析に関する再解析は、有償での対応となる場合があります。
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